腹水がたまると起きる症状

腹水がたまると様々な症状が出てしまいます。
本人にしか分からない辛いものですが、家族や周囲の人もできるだけ理解してあげたらとっても心強いです。
代表的な症状を紹介していきます。

体が冷える

腹水がたまると体が冷やされます。
たまった腹水自体によるものもそうですが、体内で臓器が圧迫されて血流が悪くなることも原因です。
体が冷やされる原因が二つも同時に重なるので、とても冷えてしまいます。

とくに足は重力の関係で血流が滞りがち。
加齢による筋肉の低下も血流が悪くなる原因。
寒い時期じゃなくても温めておかないといけない場合もあります。

食欲の低下

胃が圧迫されるので、食欲が落ちてしまいます。
食べることは病に勝つための体力作りに欠かせません。
というより生きていくために絶対に必要なことですよね。

腹水がたまって食欲がない状態でも、できるだけ食べてもらえるような環境を作ってあげることが大事です。
周りの人のフォローが大事な場面ですね。

お腹が張り足がむくむ

腹水がたまればお腹は張ってきます。
また下半身がむくんできます。
足首やふくらはぎ・足の甲、ひどい時は太ももまでむくんできます。

生活に支障がでない程度ならいいのですが、歩くのもままならないほどむくむ場合もあります。
これも血流が悪いことが関係してきます。

腹水の治療はどのようなものでしょう

腹水の治療は、腹水がたまる原因になっている病を治すこと。
腹水がたまること自体を治療で完全に治すことは、現代の医学ではまだできません。
でもたまった腹水をどうにか減らさなくてはいけないので、腹水の治療はまず減らすことに主眼があてられたものです。

病院における腹水の治療は大きく3つあります。
それを紹介していきます。

利尿剤を投与する

利尿剤を投与することで、たまった余計な水分を強制的に尿として排出するものです。
最初は利尿効果が高く腹水も減ります。
ただ、投与回数が増えていけば少しずつ効き目が悪くなっていきます。
また血液中の余計な水分を尿に変える働きをする腎臓の機能低下にも繋がるため、必要最低限の量での投与が望ましいです。

アルブミンを投与する

アルブミンは血管の外にある水分を血液中に引き込む働きをします。
でも腹水がたまる人は、血液中のアルブミンの量が低下しています。
それにより腹水が溜まり、血流が悪くなってしまいます。

アルブミンを投与することで腹水を引き込み、一時的に腹水を減らすことができます。
ただあくまでも一時的なもので根本的な改善にはなりません。

腹水穿刺

腹水穿刺(ふくすいせんし)とは、お腹に管を刺して直接腹水を抜くという治療です。
確実に腹水は減りますが、大きなリスクも伴います。
間違えると大事な血管を傷つけてしまい、大きな出血に繋がる可能性もあります。
根本的な解決法でもないので、あくまでも最終手段です。

腹水の看護に気をつけること

病院での治療は先生にお任せするしかありません。
素人がとやかく言う範囲ではないからです。
まずは病院選びをしっかりし、いい先生を見つけることが大事です。

また、具体的な治療ではなく家族として看護できることもあります。
闘病は気持ちで負けたら終わりです。
家族の看護はとても勇気づけられるので、やれることはどんどんしてあげましょう。

体を温めてあげる

腹水がたまると体がとても冷えやすくなります。
冷えると血流も悪くなり、それがまた冷えの原因にもなります。
とても悪循環ですよね。

この悪循環を断ち切るには、体を温めてあげるしかありません。
腹水がたまらないことが最良なのは言うまでもありませんが。

食欲がなくても食べてくれるような雰囲気を作る

腹水がたまると食欲も落ちます。
胃が腹水によって圧迫されてるからですね。

でも、だからと言って食べなければ体力も付きません。
しっかり栄養を摂って闘病する体作りをしなければいけなく、その基本が食事なんです。

家族の話をしたり好きな音楽を聞かせてあげたり、とにかく前向きな気持ちにするのが大事。
頑張って良くなる!という気持ちになれば食欲も湧いてきます。

マッサージをしてあげる

腹水がたまると血流が悪くなります。
前述の冷えとも関係しますが、マッサージして血流をよくしてあげましょう。

とくに下半身は血流が滞りがち。
やさしく足先のほうから股関節に向かって、老廃物を流すイメージで揉んであげましょう。
血行が良くなり冷えも少し解消されます。

腹水は周りのサポートが大事

闘病中は本人は必死に耐えることで頭がいっぱいです。
常にポジティブでいられないかもしれません。
投げやりになることもあるかもしれません。

でもそんな時こそ家族のサポートが大事です。
家族も辛いでしょう。
でも本人はもっと辛いんです。

根本的な改善はお医者さんに任せるしかありませんが、それも気力あってのこと。
少しでも楽にさせてあげて病に勝つ気力を与えてあげるのは、周りでサポートする家族の役割です。
当サイトが少しでも、あなたとあなたの家族の闘病の助けになれば幸いです。

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